奈良市役所で職員が5年間病気欠勤を繰り
返し、8日間の出勤に対し100%2700万円
の給与が支払われていたという。ふつうの会社
だと、1年間がいいところでしょう。さらに、その
職員は部落解放同盟の幹部として市と交渉し
ていたという。病気なのに・・・。
奈良だけでなく、こういう身内に甘いルールは
すべての自治体にあるし、一部の団体の無法
な要求に屈する弱みにもなりやすい。
この機会に自治省は総点検したらどうか。
私のヨーロッパ駆け巡りもいよいよスペインに
突入した。しかしなんて忙しいヨーロッパ旅行な
んだろう。
7月31日(月) バルセロナ
バルセロナのユースはやはり、一人で歩いていくには無理なところにあった。タクシーで道のりを理解して初めてバスもメトロも使えるところだ。むかしは貴族のお屋敷だったというそのユースは外見が立派で内見はお粗末なものであった。暑いので窓は開放。すると夜中までシャワーやトイレを使う音、若者のどなり声、女の嬌声、さらにトイレから大騒音が止まらずに聞こえる。30分くらいガマンしていたが、たまらず見にいくと流水が止まらずゴーゴーと流れているのであった。
翌日、洗濯をしようと受付に聞くと、建物の裏に洗濯場があり、コインで洗濯と乾燥ができるという。コインがないので両替してもらい、さっそく行くと、2台の洗濯機は壊れていて、OUT OF ORDER(使えません)と紙が貼ってあった。おまけに1台の乾燥機にはフタがなく、モトからダメであった。
そうか、洗濯は手でもできますよ・・・というアドバイスなんだ。ありがとう・・・ってふざけんなコノヤロー。しかし、洗わねば着ることができない。手で洗いました。ハイ。
終わって、さっきの受付に戻って、「ありがとう、僕はタダで洗濯することが出来ましたよ。だって機械が壊れててね。とってもラッキー。僕の言っている意味、分かる?」
その受付の女はそれでもソーリーとは言わなかった。こういう国なのである。
どうもグチが止まらない。
8月1日(火) サグラダファミリア教会
行きました。地下鉄でサグラダファミリア教会駅というのがあります。地上に出るといきなり教会です。朝9時なのにもう行列で、チケットを買うのに10分ほどかかりました。
中は工事中で、ところ狭しと建築資材や彫刻のパーツなどが置かれており、黄色いパイプが天井まで組まれていました。
入り口は2箇所あり、一方は古くに仕上がっているもので、中世からの伝統的な技法の彫刻で装飾されており、他方は現代的な抽象的彫刻で装飾されています。
1900年頃作られた門の装飾
最近作られた門の抽象的な装飾
ゴシック建築は柱と梁の構造を改良し、ロマネスク様式といわれる厚壁を捨て薄壁により建物の上昇性を高めたわけだが、ガウデイの建築はさらに自由に飛躍し、随所に遊び心があって意味不明の飾りもふくめてなにか、当時の常識をぶち破りたい思いがあったのではないだろうか。
内部にこの教会の博物館があり、建築が始まったときからの写真が残されている。また、設計見取り図があり、完成のあかつきには教会中央部に170メートルの高さの塔が立ち、そこから光線が発射されるそうだ。しかし、完成まであとどれだけかかるか分からないという。
いったい、ガウデイという人はどんな人だったのだろう。