(71)オランダ マルケン②

 ヤンキー先生の奮闘によって教育再生会議
からイジメ問題の緊急提言がまとまった。私の
言ってたように、イジメをする子供への指導を
徹底し、被害側のこどもを救うことが一番重要
なのだ。被害児童を転校させることは次の被害
児童を生み出すだけで、ちっとも解決にならな
い。それこそ教育放棄だ。しかし、ヤンキー先
生のように、こども達のなかに入っていき、本
音で語り合える先生がどれほどいるのか。
 同じ教育再生会議のメンバーの影山さんは、
メソッド一辺倒で、心を育てることはできないし、
彼の指導を受けた先生ではイジメ問題を解決
することはできないだろう。

 オランダ、アムステルダムの郊外、水郷のマル
ケンはこころ和む癒しの街であった。

  8月15日(火) マルケン・その2
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 マルケンは街というより、村とか集落とかいったほうがなじむかもしれない。幅の狭い小川が掘割のように家々の間を流れ、水草やアジサイなどの花が咲き、拠水林が風を送るまことに平和な光景が目の前に広がる。
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 小川には水鳥が群れ、橋はみな、船が通れるよう跳ね橋となっている。

 マルケンにひとつあるお店は、コンビニエントな店だ。
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 小さな店だが、みやげ品・切手・ハガキ・アイスクリーム・パン・チーズ・野菜・果物・お菓子、
ジュースや水、ハンカチに帽子・・・若い女性が二人でキリモリしていた。
 その真向かいにこれまたマルケンでひとつのレストランがあり、昼食を食べに入った。
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 老年のご夫婦でやられているこのレストランは魚介類のメニューもあり、私はムール貝をボイルしたものを堪能した。

 集落の真ん中に教会があり、その中には漁師の島であった歴史をあらわす船が天井から吊り下げられていた。
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# by kato-world | 2006-11-30 10:46 | オランダ

(70)オランダ マルケン

 忘年会シーズンがやってきた。私もあさって
から参加させていただく会が6回ほどある。
 運転する人は乗るなら飲むなを徹底してもら
いたい。福岡市の事故以来繰り返し起こされ
ている飲酒運転事故だが、事故を起こす人は
新聞もテレビも見ない人なのであろうか。
 いや、おそらく飲んでしまうとココロのブレー
キがきかなくなってしまうのだろう。
 だから、残念ではあるが、飲酒運転者への
厳罰化により、ブレーキ効果を高めるしかな
いと思う。

 アムステルダムから1時間半の郊外にある
水郷地帯を旅した。

  8月15日(火) マルケン・その1

 アムステルダムのホテルをまだ怒っている。50ユーロも払っているのに客を客とも思わないフロント係はなんなんだ。きのう、パスポートを投げて返した女性のことだ。朝食のときにパンなどを補充していたが、客にあいさつもしないし、笑顔もない。
 まるで、自分がサービス業で働いているという自覚がない。たぶん教育もされていないのだろうが、こんな女性を雇っているオーナーじたいがそういう人なのかも知れない。

 むろん、4ツ星以上のホテルならこんなことはないだろう。しかし、これまでもっと安いホテルであってもこんなことは無かった。
 しかし、このままではオランダ嫌いになってしまう。このヨーロッパ旅行を楽しく過ごしたいのだ。そう思ってアムステルダム郊外の水郷地帯を訪ねることにした。
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 1デイ・バスチケットというのがあって、6ユーロで水郷地帯のいくつかの街をまわるバスに乗ることができる。アムスからは約1時間半でマルケンに着いた。終点から歩いて教会を中心にした集落まで歩くと、水鳥が遊ぶ小川があった。
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  実にのんびりとした光景である。心がやすらぐ。集落の中に入ると美しくペイントされた家々があった。
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  集落の中心にマルケンの博物館があった。周囲の家々と同じ造りである。中にいた係のおばあさんは、胸元の刺繍と白い帽子というこの土地独特の衣装で出迎えてくれ、記録ビデオをみるよう薦めてくれた。
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  元はマルケンは北海につながるアイセル湖に浮かぶ島であった。島民は二シン漁などでほそぼそと暮らしていた。島は土地が低く、大きな嵐が来ると道路は冠水し、しばらくの間は不便な生活を余儀なくされていた。15年ほど前にこの島に本土と結ぶ橋がかけられ、現在は漁師をやめて、アムステルダムに働きに行く人が多いという。
  こんな情報がビデオを見ていてよく分かった。また、この元、島であったころの独特の文化や民俗が面白く、少しでも残してほしいと思った。

跳ね橋と村に伝わる衣装を着る女性
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# by kato-world | 2006-11-29 21:07 | オランダ

(69)オランダ アムステルダム

 都知事の石原さんが就任以来4億円以上もの
海外出張で問題になっている。1泊26万円の部
屋に泊まったり、単なるガラパゴスクルーズとか、
小笠原ダイビング旅行といわれても仕方ないよう
なものが多い。
 おまけに、四男をヨーロッパに連れて行ったり、
関係する団体に数億円の予算をつけたりしていた。
 一度権力を握り、多選される中で身内をつかい、
政治を私物化したり、収賄で私腹を肥やしていく
のは世の習い。福島、宮崎、和歌山と最近はパタ
ーン化しつつある。
 目黒区議会では公明党の6区議が政務調査費
を私的に流用して辞職したし、宮沢とかいう議長
は自宅の納屋を事務所といい、家賃を公費で妻
に払っていた。
 安倍首相にあらためて聞きたい。いったいこんな
国を誰が愛せるのですか?

 ベルギーからオランダ、アムステルダムに入る。

  8月14日(月) アムステルダム
  アムステルダムは20年ぶりである。前回は中央駅前のビクトリアホテルに泊まり、アムステルダム・フリー大学を訪問しただけの1泊であった。
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  写真はアムステルダム中央駅。小雨が降りつづいている。駅前のツーリスト・インフォはたくさんの客で順番がなかなかやって来ない。シビレをきらして雨の中を宿探しに出て行く。定石は駅を背に左へ行くのだが、あいにくその方には運河があって、今回は右に行く。
 
  アムステルダムは過去の植民地からも含めて、世界中から集まってきた人で溢れている。そして観光シーズンの夏はどのホテルもいっぱいになる。私は8軒のホテルに当たったがすべて満室であった。しかたなく、市電で少し離れたところに行き、たまたまあったツーリスト・インフォのVVV(フエーフエーフエー)に入った。もちろんココにも行列ができていた。

  やっと私の番。50ユーロ未満のホテルを頼むと係の女性は「そんなのあるかしらねー」と言いながらリストにあるホテルに電話し、「ラッキーね。50ユーロだって」とのたまう。こちとら、「あるじゃないか」と日本語で思わずどなってしまった。疲れてたんだね。
 
  シングルルーム、朝付きで36ユーロ、アムステルダムだし悪くないと思って予約をすると、
係のその女性は「この通りをまっすぐ行くと、アメリカホテルがあるからそこを過ぎたところにあるわ」と行きかたを説明しだした。

  これまで、それで行き着かず苦労してきたので、地図をくれるか書いてくれと言うと、また口頭で説明を繰り返す。3回言ったが、同じなので、この人はほんとうの場所は知らないんだなとあきらめた。3.5ユーロ(500円くらい)もとっていいサービスだよ。

  アメリカホテルを過ぎると道路と交差して運河がある。まっすぐ、このまま運河の橋を渡るのか、それとも運河に沿って手前の道を右に入っていくのか、はたまた、運河まで行かず、アメリカホテルのかどを右に入るのか、それが分からない。ここは手前から順に探すしかない。
 
  アメリカホテルのかどを曲がるとまた小さなホテルがあったので聞く。すると運河に沿った道にあるという。ようやく今夜の宿がみつかった。

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  上の写真はホテルとは関係ないが、近くの建物で、こうした古い3~4階建てが多い。

  私の泊まったキング・ホテルは、さきほどのVVV(フエーフエーフエー)よりひどいサービスだった。フロントにはインドかスリランカ人ふうの痩せた女性がいて、元気よくハローと声をかけると、
「パスポート」とひと言。差し出すと番号を控えて投げ返した。ま、ま、これくらいは今までもあったし・・・。ガマンして4階の指定された部屋に行く。階段は60度くらいの傾斜。
  部屋は狭く、トイレ・シャワーは共用。室内にはタバコの臭いが充満していた。

  私はノン・スモーカーなので、部屋を代えてもらおうとフロントに行くとさっきの女が、あの部屋しか空きはなかったので代えられないという。しかし、まだ午後早くだし、未着の客も多いだろうから代えられるのでは突っ込むと、イヤなら予約したVVV(フエーフエーフエー)へ行ってキャンセルすれば?70%くらいはキャッシュが戻るでしょと言った。

  これはひどい。さすがに私も腹が据えかね、それがお客に言う言葉か?あんたは自分の言ったことが分かっているのか?客の要望に応えようとするのがあんたの仕事だろう!と怒鳴ってしまった。分かったのかどうか、私の剣幕に驚いたのか、これでこの女性が黙ってしまった。
  こっちは「日本人をなめんなよ」という積もりもあった。

  こうなりゃ自分でやるっきゃない。いまさらホテル探しはご免だし。部屋へ返ってドアを開放し、5センチくらい開いている窓を開け放ち・・・と思ったが窓はもう開かない。ほんとにボロだ。廊下の中間ドアーも風通しをよくするために開けて、その脇のトイレのドアも開け換気扇を回した。
  この状態で貴重品だけ持って市内観光に行く。

  フロントを通るとさっきの女性が、扇風機いりますか?と聞いてきた。「要らないヨ」と答えて外に出たが、今帰国して考えるとアイツも反省したのかなと思う。でもその時は当分許さないゾという気持であったのだ。
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  観光に出たアムステルダムの街は、雨が降ったりやんだりで、夏なのにスッキリしない。
通りは車が多くおまけに市電もちょくちょく通るので歩きづらい。運河にはゴミが浮いており、お世辞にもきれいとはいえない。
  市内目抜きのダム広場にいくと王宮があり、近くにレンブラントが暮らした家とか、アンネ・フランクの家もあるのだが、どれも行きたいとは思えず、フラフラと市内を歩き回るだけであった。
  アムステルダムはさっきのホテルのことも手伝い、印象の悪い街になっていった。
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# by kato-world | 2006-11-28 13:52 | オランダ

(68)ブリュッセル ③

 昨日は午後から大宮グリーンテニスクラブ
に行き、テニスを楽しんだ。ミックスや男子ダ
ブルスだが、勝ったり負けたりの楽しいテニ
スである。むろん勝ったほうが楽しいのだが、
力の劣るペアに勝っても面白くはなく、少し
強くて勝てないかなと思われる相手に工夫し
て勝てたときは格別である。
 ふだん、運動不足なのでテニスをするとき
は女性や年配のかたとペアを組み、たくさん
動き回るプレーをしている。ときには心臓の
鼓動がなかなか収まらないほど激しい動き
が続くときもあり、少し危険でもある。

 ブリュッセルのフラワー・カーペットの夜を
たっぷり楽しんだあとは・・・。

  8月13日(日) ブリュッセル
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 ブリュッセルのグラン・プラスは夜に入っても人出が落ちず、ライトアップされた市庁舎やフラワー・カーペットを愛でる人々で賑わっていた。
 広場を囲む中世の建物の一つに肉屋のギルドがあり、現在は有名なレストランになっている。そのレストランの横に幸せの像があり、皆がそれに触れている。
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 真鍮製のこの像は触られているうちに顔が変わったのか、元からこの顔なのか知らないが、ドクロのようで不気味であった。こうした触ると幸せになるというモノは各所にあるが、欧米ではイノシシやライオンであることが多い。
 グラン・プラスを中心とするブリュッセルの街はレストランが多く、12時を回ってもその賑わいは絶えなかった。
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  時間が前後するが、この日の午後に訪れたサン・ミシェル大聖堂を紹介しよう。
1226年から作り始められたゴシックのこの建物は、完成まで300年を要したというが、おそらく資金の問題もあったであろう。ベルギーが独立できたのは第二次大戦後であり、それまでは大国からの支配を受けてきた歴史が続いたのだから。
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 ミシェルは大天使ミカエルのことで、悪魔から人々を救ったミカエルを讃える信仰が、大国の圧制や横暴に対抗する市民の希望と結びついている。
 
 下の写真は街で出会った秋田犬で、名前はサムという。これは日本の犬ですねと買主に言うと素直でとてもいい子ですと話してくれた。
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 ブリュッセルは私の大好きな街になった。
# by kato-world | 2006-11-27 11:16 | ベルギー

(67)ベルギー ブリュッセル②

  健康診断を受けたら血圧が少し高かった。
遺伝もあるが、毎日の食生活がいけない。成
人病の食事という本を読んだら、魚の干物は
塩分が濃いのでいけないと出ていた。好物な
ので毎日食べていた。アジ、サンマ、イワシ、
サバなどの青魚であっても干物は駄目だそう
だ。今日から、ソテーしてレモン汁で食べるこ
とにしよう。

 いよいよ今日は、世界一美しい広場でのフラ
ワー・カーペットをご紹介しよう。

  8月13日(日) ブリュッセル

  ブリュッセルの市内でよく目立つ高い塔(99m)が市庁舎の建物である。グラン・プラスはその前にある。たて110m、よこ69mの石畳の広場では毎日花の市が開かれ、日曜には鳥の市が開かれている。もともと、広場は野菜や魚、肉などの市が開かれ、人々の交流の場でもあった。
  グラン・プラスのフラワー・カーペットは2年に一度、8月11日から3日間だけ開かれる。ふだんだと3日目は夏の暑さにやられて花びらが黒く変色してしまい、見られたものではないと、
教えてくれたのは「満月」という広場のそばのお鮨屋さんのご主人だった。
  今年は運の良いことに、飾りつけをした木曜の午後に雨がふり、その後もそれまでと打って変わって気温の低い日が続いたとのこと。誰です?おまえは悪運が強いだなんて。
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  上の写真の中央の建物がゴシック様式で建てられた市庁舎である。そして、下の写真の右側の建物がギルドの建物で、船乗りのギルド、パン屋のギルドなど職種によって飾りつけに特徴がある。
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  次の写真は6つのギルドが集まった豪勢な建物で、石工、製粉業などが入っており、金の細工を壁に施している。
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  私は実はフラワー・カーペットのことは全く知らなかった。ベゴニアやダリアなど、60万本の花が使われ、ブリュッセルの地域の人々がボランテイアで飾りつけているそうだ。2年に1度というのも、3日目の最終日にブリュッセルを訪れたのも、天候が幸いしたのもなにか特別なものを感じざるを得ない。

  この日は周辺の街からはもちろん、ヨーロッパ諸国からも見物客が詰めかけ、日本からは私が代表となったが、ほんとうに偶然が重なり世界で一番美しいものを見ることができ幸せであった。
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夜のフラワー・カーペット
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# by kato-world | 2006-11-25 15:49 | ベルギー




2006年の夏、ヨーロッパ13カ国の旅行紀です
by kato-world
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