9月から続けてきたヨーロッパ駆け巡りもいよ
いよスウエーデンのマルメ市で終了となる。
ほんとうはストックホルムまで行きたかった。
しかし、購入したユーレイル・パスの有効期限
(2ヶ月)と、スペイン・マドリッドからの帰国便を
21日にしたので、マルメ市が最後の訪問となる。
まったく、年齢もかえりみず、バックパックのヨ
ーロッパ貧乏旅行をよく続けたものだ。
それぞれの国の良いところも悪いところもよく
見えたし、いろいろな場所で親切な人々のお世
話になった。
ヨーロッパを回ったことで、日本や日本人を
あらためて見直すこともできた。紀行文の編集
が終わったら、それらの感想や気がついたこと
をブログに載せてみたいと思っている。
8月18日(金)スウエーデン マルメ
マルメ市はスウエーデンで3番目に大きい町である。
スウエーデン南部のスコーネ県のマルメはヨーロッパ大陸の窓口の町でもある。以前はここからデンマークの首都コペンハーゲンにフェリーがその大動脈の役割を果たしていたが、今では海底トンネルを走る地下鉄の開通によって、たった30分で行くことができる。
この風変わりな建物はコンドミニアムで、スウエーデン人の独創性が窺われる。これがもし日本であれば、いくら安全ですといっても誰も入らないだろう。
マルメ市にはストールトーリエット広場とリエ広場を中心としたダウンタウンがある。そのリエ広場にはレストランやお土産店が周囲を囲んでいる。
古い建物を利用したお土産店
そしてリラ広場から5分歩くとバイキングの城マルメヒュース城がある。
この城は現在は市の博物館になっているのだが、あいにく午後4時に閉まってしまった。
城のとなりのクングス公園にはブロンズの乙女の像があり、明るい森や掘割と風車小屋などが市民の憩いの場所となっている。
マルメのあるスコーネ地方にはスコーネという銘酒がある。これはウオッカの一種で、ハーブが加えられ、体に良く香りも独特のものがある。これを冷凍庫でギンギンに冷やして飲むのがツウである。渋谷にあった昔の職場の近くにスコーネというバーがあり、それを専門に出し、スウエーデン美人がお酌をしてくれたものである。
旅の終わりにマルメ市のバーで本場のスコーネに酔ったのはいうまでもない。
8月19日(土)マルメからコペンハーゲン、そしてマドリッドへ
スウエーデンのマルメからコペンハーゲン空港まではたった15分で行ける。海底トンネルと橋を越えればよい。途中にパスポートチェックも税関検査もない地下鉄の旅だ。
コペンハーゲン国際空港からマドリッドに行き、1泊したのちスイス・チューリヒ経由で日本に帰る。
コペンハーゲンで見落としたものがひとつあったのだが、幸いにして同じものが空港内で見ることができた。それがコレである。
アンデルセンの童話、人魚姫はコペンハーゲンの港にあるが、それと同じ大きさのレプリカが空港にあった。人魚姫に見送られて機上の人となった。