先週から英語の語学学校に通っている。ほって
おくとどんどん英語がさび付いていくからだ。覚え
る時は長くかかり、忘れていくのはあっという間だ。
昨日のレッスンでも「米軍の兵士がこの辺に上
陸した・・・」が言えなかった。地図を見ながらの会
話だったので、The U.S.soldiers landed a-
rround here. でよかったのだが、landが出て
こなかった。本来は4人までのグループレッスン
だが、他に生徒がいないのでプライベートレッス
ンになっている。ラッキー。
マドリッドの2日目、列車の予約のため駅に行き
そのあと、有名なプラド美術館に行った・・・。
8月3日(木) マドリッド
ユースは1泊13ユーロ(1800円)でありながら、カフェテリアの朝食がつく。固い丸パン、バターとイチゴジャム、牛乳、コーヒー、紅茶、オレンジジュースが選べる。これはほぼ毎日同じであった。
今日はまず、これからの列車の予約をするために国鉄駅アトーチャに行く。グラナダへの往復とリスボン(ポルトガル)への往復、そしてパリへの夜行列車の寝台指定席を買わねばならない。
駅に行き、予約窓口を訪ねると番号呼び出し制となっており、当日発の窓口と翌日以降の出発に分けられていた。当日発の窓口はどんどん進むが、翌日以降の窓口は遅々として進まない。何しろ私の番号は250番で現在87番なのだから163人待っているわけだ。これを2つしかない窓口でさばけるわけがない。しかも受付係は1人ひとり実にのんびりと接していて、お客を待たせているという感覚はまったくみえない。
客は少しばかりのベンチ席にすわるか立って待っている。日本では抗議殺到ですぐ改善させられる販売スタイルである。隣の席に座った中国人の女性とグチを言いながら待つことしばし、ようやく2時間半後に私の番が来た。ほんとは腹立たしいのだが、とにかく順番がきたうれしさもあり、複雑な気持で用意してきたメモを取り出し、注文をする。おきまりのやりとりがあり、ユーレイルパスを見せ、予約だけをしたいことも告げた。中年の受付の男性はやや要領が悪く、となりの係に聞きながら予約券を発行してくれ、クレジットカードで支払いを終えた。
かなり、イライラさせられたがとにかくすべての券をもらい、プラド美術館に向かう。
プラド美術館
ベラスケスの像
ここは世界でもかなり知られた美術館で、スペインが生んだベラスケス、ゴヤ、エル・グレコ、ピカソなどの巨匠や印象派のルノアールなどの名画が展示されている。
ゴヤの着衣のマハ夫人(ヌードのほうはなぜか撮影禁止)
エル・グレコの自画像
キリスト(なぜか自画像に似てる)
ルノアール
このときはさらにピカソ展が開かれていて、青の時代の絵画やキュービックにいたる軌跡を辿る展示がされていた。なぜかピカソ展のほうは写真撮影禁止であった。なお、有名なゲルニカは国鉄アトーチャ駅となりの国立近代現代美術館に展示されている。
プラド美術館には前出の作家以外にも12世紀以降のスペインやヨーロッパの名画や彫刻がたくさん展示され、全世界から訪れた人で賑やかであった。
プラド美術館でホンモノをたっぷり堪能した私はその足でスペイン王宮を訪ねた。